Ryzen9 9900X3D

RTX 5080 + Ryzen9 9900X3Dで4Kゲーム環境はどのくらい快適になったか。

せっかくRTX5080を購入できたので、その他のパーツもできるだけ最新世代で作ろうと考えた。がCPUの選択はとても悩ましかった。

コストと用途的にRyzen 7 7800X3Dでも十分だったしRyzen 7 9700Xでもよかったのだけれど、購入を検討していた2月~3月の時期は、X3D系のCPUはどれも品薄だったし値段も高騰していた。やっぱり9800X3Dがいいかなぁなと悩んでいたら9900X3D発売の情報をキャッチしてしまったので、とりあえず抽選に申し込んだら運良く当選。まさかの発売日にゲットしてしまった。

まさかの収穫に気分がよくなり、ハイグレードなCPU/GPUに合わせて各種PCパーツも最新世代を用意し環境移行した。

最終的なスペック

前回同様、モンスターハンターワイルズとFF14のベンチマークの結果から、どの程度性能がアップしたのかを確認してみる。

モンスターハンターワイルズ

旧PC(Core i9 9900K + RTX3080) 4K

同環境でグラフィックボードをRTX5080に変更 4K

Scoreは11045→15081と36.5%向上し、平均FPSも64.99→89.58と37.8%ほど向上

やはり、まず変えるべきはグラフィックボードというスコアアップだった。7年前の環境でもグラフィックボードを変える事の変化は大きい。

※フルHDの場合、こういう結果にはならない可能性があるので注意。

Ryzen9 9900X3D + RTX5080 4K

旧PCから変化

Score 11045→20580 86.3%向上
平均FPS 64.99→120.77 85.8%向上

Corei9 9900K+RTX5080環境から変化
Score 15081→20580 36.4%向上

平均FPS 89.58→120.77 34.8%向上

CPU変更による、スコアの違いは4Kではそこまで出ないかなと思っていたけれど、GPUを変更した時と同じくらい変化があったので驚いた。旧環境からのスコアアップは86%の結果は、お金はかかったけどやってよかったと思えるレベルだった。


ファイナルファンタジーXIV

旧PC(Core i9 9900K + RTX3080) 4K

SCORE: 10501
平均フレームレート: 73.12025
最低フレームレート: 34
評価:快適

同環境でグラフィックボードをRTX5080に変更 4K

SCORE: 14067
平均フレームレート: 101.9221
最低フレームレート: 49
評価:とても快適

Score 10501→14067 33.9%向上
平均FPS 73.1→101.9 39.3%向上

Ryzen9 9900X3D + RTX5080 4K

SCORE: 15722 平均フレームレート: 110.1925 最低フレームレート: 71

旧PCから変化

Score 10501→15722 49.7%向上
平均FPS 73.12→110.19 50.6%向上

Corei9 9900K+RTX5080環境から変化
Score 14067→15722 11.1%向上
平均FPS 101.9→120.77 18.5%向上

こちらはモンハンほどではなかったが、旧PCから50%前後の性能向上という変化があってよかった。やはり4Kで遊ぶ場合、CPUではなくGPUに負荷が偏るようだ。

実際にそれぞれのゲームをプレイしていると、流石に違いを感じる。モンハンは処理落ちやFPSが低いと感じることはほぼなくなったし、FFも安定して100FPS以上出ているので非常に快適にプレイができている。

ゲーム以外にも様々な作業の起動が早く、4K以上の動画編集も問題なくこなしてくれた。

ただ、結果的にかなりのコストをかけて性能をアップしている。当初の想定よりも5~10万円ほど値段が高くなってしまった。4K60FPS 以上で動かすことを念頭においていると、PCの要求スペックはどんどん上がってしまうな…と少し反省している。

Ryzen9 9900X3D