
美しく懐かしい世界と音楽、頭を使う戦闘、さまざまな思惑が渦巻く物語。初代オクトパストラベラーにはまったのは2018年。もう7年も前だ。
続編である「オクトパストラベラー2」もいつかプレイしようと買ってはあったものの、ほかのゲームに忙しく取り掛かれていなかったけれど、2025年12月に新作の「オクトパストラベラー0」が出るまでにクリアしておこうと重い腰を上げた。
効率重視で、早く結末を知りたい。そんな現代的な焦りを抱えてプレイし始めた僕が、気づけば裏ボスを倒すために1ヶ月も試行錯誤していた。タイパ(タイムパフォーマンス)とは真逆にあるような体験だが、その90時間の果てに掴んだ達成感は、格別だった。
いったいどのようにハマり、夢中になったのか。オクトパストラベラー2の魅力を改めて深堀してみる。
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序盤はペースが遅くストレスフル
最初は『作業』として始めた。2025年の新作までに終わらせるという、いわばノルマのような気持ちだった。だからこそ、序盤のテンポの遅さには正直もやもや。
ザコ敵もブレイク(弱点を攻撃しシールドを削る)しないと硬くてなかなか倒せない。ブレイクの前に弱点を明らかにしていく必要もあり、ダメージが通るまで時間がかかる。エンカウントの頻度と戦闘時間のバランスはあまり宜しくない。
中盤以降は数発で倒せるようにあるのだけれど、序盤は厳しい。
ストーリーもまだまだ始まりたてで、大きな緩急はなく、淡々と進む印象だった。各々が旅する理由こそあれ、一緒に旅をする理由は疑問だらけだった。
昼夜×キャラクターごとのフィールドコマンド(各キャラクターがNPCに対してそれぞれ異なるアクションを起こせる。盗めたり、情報を暴いたり、魅了して仲間にしたり)で複数パタンを実行するのは単純に面倒だなと思いながらプレイしていた。

ストーリーが気になり始めるもまだやらされてる感の中盤
プレイ開始から20時間程度が過ぎたあたりで、スローペースの序盤を抜けると、物語の展開が気になり始める。バトルは引き続き単調。転職の解放などできることが増えるけれどレベルもなかなか上がらないし、JPやお金もとにかく足りない。
ストーリーの続きは気になるけれど、8人もいると長いなと感じてしまう。ただそれでも各キャラクターの物語は、徐々に核心に迫りつつある。
一話一話は短く、毎日少しずつ進めるペースが掴めてからは、心地よいテンポで進められた気がする。ドット画でも声優が入ることで、俄然ストーリーに感情移入しやすくなる

気付いたら夢中になっていたボス戦
3章まではちゃんとレベルが上がっていればボスもそれほど凶悪ではないけれど、4章以降のボスは、戦い方を間違えると倒せないレベルに入ってくる。このあたりから俄然面白くなった。
面白くなったというか、気づいたら夢中でボスと戦っていた。相手の行動を知り、ブレイクと同時に攻撃アップ等最高火力の為の準備を整えていく。考えぬいてやってみたけどうまくいかず、最後一人だけ生き残って撃破した瞬間に思わず声がでるくらいにはテンションが上がっていた。
この詰将棋的な組み立てが必要なボス戦が、このゲームの最も面白いと感じる要素だったし、タイパという壁を気付かないうちに乗り越えたポイントだった。
シンプルなコマンドバトルを奥行きのある駆け引きにするために、弱点やジョブ、特技などが変数として用意されているが、序盤は組み合わせ方がよくわからず、有効に使いこなせない。中盤以降変数がどんどん増えていき、後半になってそれら変数の乗りこなし方が分かると、そこから先は更に頭の使い所が増えていく。
誰がブレイクに対して有効なアクションを取れるのか、誰がそのブレイクに対して、攻撃要員にまわるのか。常に頭がフル回転する。変数への解像度が高まった時に詰将棋の面白さが頂点に達するように作られている。
火力ゴリ押しでは倒せない裏ボス
メインストーリーのクリアまでは、極端な強敵は出てこないのだけれど、裏ボスだけは格が違った。前述の変数への理解度を最大限に高めなければ倒すことができない難易度になっており、まとまってプレイ時間がとれない環境だったこともあり、倒すまでに約1ヶ月ほど時間がかかった。ある程度攻略情報を参照してもなお、少なくとも10回以上は全滅し、その都度問題点をつぶしていくことになった。
用意されているサブクエストを全て潰し、最強装備や、有効な技を習得し望んでギリギリ倒すことのできる良質なエンドコンテンツだった。
前作の裏ボスもそうとう骨が折れたけれども、今作ももれなく強い。その分達成感は格別だった。
オクトパストラベラー2を楽しむために大切なこと
最後にオクトパストラベラー2を楽しむために感じたことを列挙しておく。
じっくりと時間をかけて世界や要素を理解する
僕は新作(オクトパストラベラー0)までにクリアしたいという、やや邪で作業的なモチベーションでプレイを開始してしまい、序盤のペースにもやもやしてしまった。しっかりと時間を確保したうえで、一話一話しっかり物語を楽しみながら、出来ることが増えた時に試して理解していくことをオススメする。
普通に遊んでいると、各ジョブの最終奥義など理解せずともクリアまではできてしまうが、それらの要素の一つひとつが、最後の最後で大事になる。
また純粋にグラフィックや音楽、物語を味わう意識も大切かもしれない。特に音楽はシリーズを通して素晴らしいので、未プレイの人にも聞いてもらいたい。
Amazon Musicでも聴ける
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積極的にメモをとるのもオススメ
世界中をファストトラベルで移動することになるけれど、しっかりと土地の名前と場所と特徴を一致させなければ、攻略情報をみても都度場所を探すことになる。紙に世界の位置関係をメモしながらプレイすると効率が良さそう(ファストトラベル先のリストがほしかった)
サブクエストも無数にあるけれど、ちゃんとメモしておかないと、問題を抱えている人と解決の糸口をもっている人の点と点を結びつけるのが難しい。
オクトラ2をオススメできる人
過去に以下のようなゲーム体験をしたことがある人に刺さる可能性がある
- ドラクエやFFなどドット絵のRPGで冒険を楽しんだ過去がある人
- コマンドバトルで一手一手をじっくり考え抜くのが好きな人
- FF14など高難度コンテンツに繰り返し挑んで踏破した経験のある人
- FF12でガンビットようにスキルや特性を組み合わせて自分なりの最適解を導き出したい人
オクトパストラベラー無印は遊んでいなくても大丈夫
本作と、前作(オクトパストラベラー)には共通する世界観こそあれど話はほぼ繋がっていないので、前作をやらずに今作からプレイしても問題ない。ただ楽しむためには、本作のあと前作を遊ぶとまた違った見え方をするのだろうなとは思う。
オクトラ0が気になっている人も安くなってる2からやってもよいかもしれない。

ゲームとガジェット(パソコン、スマホ、カメラなど)が好きすぎてブログを書いています。ここ10年くらいはFFXIVにどっぷりでした。GAIA DCのIfrit鯖でDai Monosugooooiというキャラで遊んでいます。オンラインでお会いしたら仲良くしてください。
