MSI Claw A1M(下位モデル)を中古で購入したので早速FF14を遊んでみた。
最近は以前と比べると全然プレイできていないのだけれど、新しいハードを見ると、これでFF14できるかな?という興味は依然として尽きない。
今回は、中古の端末を約64,000円という価格で購入できた。ROG Allyなども中古だと85,000円程度で出ていたので、興味はあったけれど、今年発売された端末が60,000円台という価格は非常に魅力的だった。
Table of Contents
Claw-A1M-003JPスペック
購入したモデルのスペックは以下。
OS | Windows 11 Home |
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ディスプレイ | 7インチ、フルHD(1,920×1,080)、 グレア、120Hz、フィンガータッチ対応 |
CPU | インテル® Core™ Ultra 5 プロセッサー 135H 14コア(4P+8E+2LPE)18スレッド |
GPU | インテル® Arc™ グラフィックス |
メモリ | 16GB LPDDR5 オンボードメモリ |
無線LAN | Wi-Fi 7*(11be)、Bluetooth 5.4 *:日本国内ではWi-Fi 6E/6/5/4のみ対応 Wi-Fi 7は法令上6GHz帯・320MHz幅に対応した国のみ使用可能 |
各種ボタン | RGBバックライト内蔵 スティック(左/右) RGBバックライト内蔵 ABXYアクションボタン 十字キー LB/RB ボタン LT/RT トリガー セレクトボタン(View) MSI Center M ボタン スタートボタン(Menu) クイックセッティングボタン 背面マクロボタン(M1/M2) 音量ボタン 電源ボタン(指紋認証リーダー一体型) |
スピーカー | ステレオ2スピーカー |
SSD | 512GB(M.2 NVMe) |
メモリーカードリーダー | microSDカードリーダー(microSDXC対応) |
I/Oポート | Thunderbolt™ 4 Type-C(USB PD**対応)×1 オーディオコンボジャック ×1 |
バッテリー | リチウムイオン、53Whr、6セル |
バッテリー駆動時間 | 最大7時間(JEITA 3.0 動画再生時) 最大8時間(JEITA 3.0 アイドル時) |
セキュリティー機能 | 指紋認証リーダー |
本体サイズ(W×D×H/mm) | 294×117×21.2mm |
本体質量 | 675g |
本体カラー | ブラック |
ベンチマークのスコア
ノートPC 標準品質でこんな感じ。フルHDでも比較的快適にプレイできる。(リムサで30FPS前後)CPUやGPUのスペックはPS4以上PS4 Pro以下くらいの性能が出ている体感値。
下位モデルでも動作は“ほぼ”問題なし
画面が7インチなのでフルHDではなくHD(1280×720)の解像度まで下げてプレイしていると、FPSは60を超える。動作に関しては携帯機ということを考えれば十分にプレイ可能だった。
実際に布団で横になりながらギャザクラのレベリングをしてみると、とても快適だった。息子を寝かしつけていると、なかなかゲームはプレイし辛いのだけれど、隙をみてプレイする。ということも可能になった。
まだコンテンツファインダーでIDにはいっていないけれど、フェイスで行く分には問題なかったので、バトルコンテンツもPCやPSでのプレイ感覚とほぼ同じレベル可能だ。
ただし、本ハードで何も不自由なくプレイできたわけではない。
MSI ClawでFF14のプレイにおける注意点
FF14をプレイするにあたって、いくつか問題もあった。
※以下複数台の端末でテストしたわけではなく、私の端末固有の問題の可能性もあります
- 歩行モードではないのに左スティックで走れない
- 画面UIを消すボタン入力([LB] + [BACK])を受け付けてくれない
歩行モードではないのに左スティックで走れない
歩行モードがアクティブになっていると走れない仕様なのは知っていたので、それかな?と思ったが、歩行モードになってないのに走れない。色々検索してたどり着いたのは、スティックの感度設定。設定から「外側のしきい値」の値を85以上にすると走れるようになった。
画面で数値をいじると解消されたが、最初は全然わからなくて途方にくれた。
残念なのは、この感度、同じ数値でも起動タイミングによって走れたり走れなかったりする。前日普通に走れていても、翌日になるとまた走れないという状態が再発したりする。
ただ、この問題はボタンキャリブレーションをもう一度やることで解消することも確認できた。
画面UIを消すボタン入力([LB] + [BACK])を受け付けてくれない
通常スクショを撮るためにUIを消すときに、コントローラーだと[LB] + [BACK]でUIを消すことができるのだが、Clawではこの入力の受付精度が非常に低い。というかほぼ反応しない。極まれに反応してUIを消せることもあるのがだ、消したあと元に戻せないこともしばしば。
[LB]のボタン単体では入力を受け付けるし、[LB]+[右スティック]でカメラを動かすこともできるが、[LB] + [BACK]だけが反応したりしなかったりする。
USBドック経由で、別のコントローラーをつなぐと、[LB] + [BACK]は反応したので、FF側の設定ではなくClawの問題の可能性が高そう。(もしかしたら個体差もあるかもしれないけれど)
※もし解決方法をご存知の方がいたらXなどで教えて下さい。
なんとなく、本機の独自機能である、「デスクトップモード」と「ゲームパッドモード」の切り替えの精度がいまいちな印象を受けている。
今のところMSI Clawのプレイに関しては上記のように、やや注意点はあるがプレイできてしまえば快適。という感じである。
MSI Clawといっしょに買ったもの
UGREEN Steam deck/Switch/Rog Ally/Legion Go用TVドック 9-IN-1 USB-Cハブ ドッキングステーション
まず買ってみたのは据え置き時の母艦とも言えるドッキングステーション。充電しながら、USB-Cケーブル1本で色々ハードを追加できるので便利。
買ってあったdocと折りたたみキーボードを広げて、デスクの一角にポータブルFF14エリアができた。モニターに繋がってるからちょっとしたブラウジングも快適になった。 #msi claw pic.twitter.com/ZEKHIAMwhb
— 大モノスグーイ/k14 (@K14) November 2, 2024
Omikamo 折りたたみキーボード
ドックといっしょにキーボードも購入。折り畳めてタッチパッド付き、かつ日本語配列ということで選択。FF14プレイ時のパスワード入力や、チャット、マーケットボードでの商品検索など大いに役立っている。
Claw A1M専用アクセサリーキット
とりあえず公式ケースを購入。ストラップやキーホルダー付き。ストラップはつけたもののほとんど使わず。持ち出すことも少ないのでケースの出番も今のところあまりない。ただ作りはしっかりしており、公式というだけあってサイズもピッタリなのでとりあえずケースが欲しい人は買っても良いのではないだろうか。
折りたたみスタンドリング
ドッキングステーションがない場面で、本機を立てるために購入。居間で使っていたりちょっとキーボードを使ってテキストを書きたい時に、スタンドがついていた方が利便性があがる。角度を変えることもできるのでおすすめ。
限られた状況で生きるハード
既にいろいろな人がレビューしている通り、本機はゲーム環境としては万能ではない。ゲームをちゃんと楽しみたければゲーミングPCを買った方が良い。FF14のプレイにおいても同様だが、
- 家族の都合でなかなかゆっくりインできない。
- 部屋にモニターやゲームハードを置くスペースがない。
- 出先でもインしてデイリーくらいは消化したい。
といった限られた人には魅力のあるデバイスだ。
私も持ち運ぶことも想定して、タッチパッド付きの折りたたみキーボードも購入した。また出先でプレイすることがあったら追記したい。
それから本機をWindows PCとゲームデバイスの利用をいったりきたりするような使い方も、あまりおすすめはできない。そもそもデスクに座って作業するには画面が小さすぎるし、コントローラー操作はゲーム以外においてはあまり操作しやすいとはいえない。ブラウジングはスマートフォンの方がはるかにしやすい。
最後に、寝っ転がりながらFF14をプレイしてるとあっという間に寝落ちしてしまう。という個人的な感想を持って本機の初期レビューを締めたい。
ゲームとガジェット(パソコン、スマホ、カメラなど)が好きすぎてブログを書いています。ここ7年くらいはFFXIVにどっぷりです。GAIA DCのIfrit鯖でDai Monosugooooiというキャラで遊んでいます。オンラインでお会いしたら仲良くしてください。