MacBook Pro(2016)でMac版FF14をプレイできるのか

MacBook Pro (15-inch, 2016)で、Mac版のFF14をプレイしてみた。Windowsのようにベンチマークが存在しないので、実際どの程度快適に遊べるものなのか、ざっくりと所感をまとめてみる。

MacBook Pro (15-inch, 2016)

Macbook Pro 15インチでFFXIVをプレイ
  • CPU:2.6GHzクアッドコアIntel Core i7n
  • メモリ:16GB 2,133MHz LPDDR3オンボードメモリ
  • グラフィック:Radeon Pro 450(2GB GDDR5メモリとグラフィックス自動切替機能を搭載)Intel HD Graphics 530
  • ストレージ:256GBn・重量:1.83 kg

推奨プリセットStandard(Mac)なら問題なく遊べる

PS4のコントローラーをUSBに接続すると、すぐに認証し使い始めることができ、インストール後は難しい設定なしに遊びはじめることが可能。高品質以上の設定ではフレームレートが著しく低下してしまうが、推奨プリセットなら問題なくプレイが可能だった。フレームレートも60前後で安定する。

WindowsやPS4と比較すると劣る

標準クオリティであれば、問題なく遊べるが、Windowsで高性能なGPUを積載したマシンやPS4と比べるとカクカクした挙動やもたつきが出るという印象。ロード時間もSSDにインストールしている割に長めだ。

メリットとしては、ファンノイズが小さいことはあげられる。長時間のプレイ時の発熱量が気になるところだが、ファンノイズを気にせずプレイに集中できる。もうひとつのメリットは、携帯性。15インチというノート型としては大きなディスプレイサイズながら、1.83Kgという軽さなので、移動が多い人が選択する環境としてはアリだと感じた。実際私が普段利用しているのは15インチモデルのAlienwareで、持ち運びも考えて購入したが、3.5Kgというウエイトを持ち運ぶには相当の気合が必要だということがわかった。(実際1年間で持ち運んだのは2〜3回)

まとめ。Mac版を選択すべき人

以上ざっと試遊してみて、Mac版を選択すべき人は以下

  • メインの環境がMacでFFをプレイしてみたい人(PS4も高性能なWindows機もない人)
  • 移動が多い人・高難度のコンテンツはあまりプレイしない人
  • 仕事でMacを使っており出張先のホテルからエオインしたい人

これまでに私が触ったことのあるプレイ環境を快適にプレイできる順に並べると
Windowsの高性能グラボ(GTX-1060以上)積載モデル > PS4 > Mac > PS4 Remote > PS Vita の順になる。


Windows環境を100とするとPS4が75、Macが60というところ。PS4のリモートよりは安定するが、PS4以下は間違いないので、今Macしか持ってない人は、Mac版ではなくPS4を買ったほうが幸せになれそうだ。ただMacBook Proもグラフィックボードが4GBになる(Radeon Pro 460やRadeon Pro 560)端末であれば、もっと快適なプレイも可能になりそうだ。


2020年2月追記 2019年7月発売の漆黒のヴィランズより64bit版のアプリケーションが提供され、これまでと比べ物にならないレベルで快適にプレイできるようになっている。MacBook Pro (15-inch, 2016) でもネット環境が安定していれば、普通にプレイできている。(それでも解像度が最大1600×900ということもあり快適性はPS4より劣る。)Macの個体差の可能性もあるが、MacOS Catalinaでは、PS4のコントローラーを有線接続した時に認識しなくなっていた。Xbox One コントローラーも有線では認識せず、Bluetooth接続で認識された。この時、FFXIVを起動する前にコントローラーを接続状態にしておかないと、起動後は認識されない。