M1 Pro MacBook ProでMac版FF14をプレイする

約5年前にこんな記事を書いていた。Radeon Pro 450(2GB)を積んだMacBook Proでは遊ぶことは一応可能だが、PS4以下のプレイ体験だったとまとめている

今回はM1 ProのMacBook Pro 14インチの最小構成マシンを手に入れたので、Mac版のFF14がどの程度プレイできるのか検証する。

公式では動作保証外だが……

相変わらず公式によるとMac版の動作環境は、Late2014以上のiMacオンリーであり、Apple Siliconモデルには対応していないとある。

対応していない。ということだが起動すると普通に立ち上がる。USB-Cハブに接続したPS4コントローラーもすぐに認識する。FATEや討滅戦などをやる限り極端な処理落ちもなく支障はなかった。

※本検証は個人の興味で実施しているため、なにかあっても本サイトは責任を負いません。

フレームレートとプレイフィールをチェック

グラフィックの設定を色々いじりながらフレームレートの変化を見てみた。

  • Maximum(Mac):fps 20〜60
  • High(Mac):fps 30〜80

まずMaximumといういわゆる最高品質では、リムサ・ロミンサのような人の多い場所でfpsは結構さがる。ラノシアのFATEをソロで挑んだときは60fps近く出ていたのでなんとも言えない。fpsの増減幅が大きい点は、正式に動作環境に入っていないこともあって割り切るしかないかもしれない。

また2つ下のHigh(Mac)だとリムサ・ロミンサのエーテライト前では30〜40fpsで、ラノシアのソロFATEでは時々70fpsを超えることもあった。

上記の状況から判断すると、おそらくHigh(Mac)くらいでフルHDで遊ぶには全く支障がないレベルで遊べる。PS4と同程度かそれ以上というプレイフィールだった。

Maximunでも81fpsという表示が出ていることも確認できた

動作音も非常に静か

これまでGTX-1070を搭載したエイリアンウェアや、GTX-1650を搭載したWindowsのゲーミングノートPCでFF14を起動していて気になったのは動作音だ。どうしてもファンが回転しファンノイズは気になるレベルで発生していた。ノートPCだと画面やスピーカーがファンと一体化された筐体であり、ファンノイズをシャットアウトするにはヘッドフォンやイヤフォンを使うしかなかった。

ところが、M1 Proの MacBookProではファンがあまりまわらない。非常に静かに遊ぶことができてしまって驚いた。数少ないMac版として特筆すべき利点の一つかもしれない。ファンがあまりまわらないので、ある程度の時間であればバッテリーで駆動させることもできそうだ。もちろん、不安な点がないこともない。

結構な回転数がでているが、かなり静か。
High(Mac)で動かしている時の負荷

できなかったこと

  • 一度起動すると音の出力は変更できない
  • 起動前にコントローラーを接続していないと認識しない

普段仕事でMacしか使っておらず、コンソール機を持っていない人で、ちょっとFF14が気になる。という人は、試してみる価値はある(かもしれない)。